Eblo Report 2021年版
『ひとりひとりが考えるSDGs』をテーマに”チャレンジ”
社長メッセージ
令和4年4月1日
ニッセイエブロ株式会社
2021年はWithコロナ時代の意識が社会に浸透して生活や働き方が大きく変化していく中、先行きが不透明な一年でした。当社も昨期は増収増益を実現できたものの、ほぼすべての社員がテレワークにて業務を行える環境の中、未だ「コミュニケーション」は社内でも大きな課題となっています。
これは「コミュニケーション課題を解決する」という当社の事業領域から見ても、まず私たち自身が乗り越えなければならない課題です。
その為には「異能」「異質」「異世代」との多様性ある交流・交感を通して、新たな付加価値を創りだすことが不可欠であると捉えています。
これには、常に広い視野と柔軟な考え方を持つこと、そして絶えることのないチャレンジが求められます。
今年よりニッセイエブロは『ひとりひとりが考えるSDGs』をテーマとして掲げます。
それぞれが仕事の価値を見つめなおし、ステークホルダーに向けて、まずは自身の言葉で「つたえる」、そして自分の仕事が社会課題に「つながる。」シナリオを実現したいと考えています。
エブロが支援する武蔵野大学
「発展フィールド·スタディーズ*」2021
「学生が取材編集する中堅企業のCSR·SDGsを指向した経営戦略」
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/basic/fs_about.html
(武蔵野大学サイト参照)
参加学生の声
今年度は過去11年間の企画を一部見直しました。本活動の持続可能性を考慮しアップデート。初年度として試験的にチャレンジしました。2030年に向けて質を高めて、さらに価値を創造し続けていきたい。
発展フィールド・スタディーズ
担当教員のコメント
武蔵野大学 工学部 環境システム学科
講師 磯部 孝行 氏
本プロジェクトも12年目を迎え、環境システム学科の学生が中心となり取り組むプロジェクトから、グローバルビジネス学科、グローバルコミュニケーション学科、経済学科、会計ガバナンス学科を加え、学年も2年生から4年生と8名の多様なメンバーが集った。
2021年度、with コロナの中で、SDGsと企業戦略を主テーマに掲げ、それぞれ異なるバックボーンの学生がオンライン上で集い、それぞれの個性がぶつかりながらプロジェクトに取り組んでいた。そのアウトプットも紙媒体に留まらず動画コンテンツを作成・企画するなど、従来のプロジェクトから大きな飛躍を遂げたといっても過言ではない。
多様性が求められる時代、学生間の中で、それぞれの個性を尊重し合い議論を重ねて解を求めていく過程をみることができ、大学の座学では得られない貴重な経験を各学生が持ちかえったことは想像に難くない。このような機会を提供頂いているニッセイエブロ社の指導の賜物であり感謝の念に尽きない。
2010年から続く本プロジェクトも、2021年度に新たなステージに到達した。今後、より多様なバックバーンを持つ学生が集い、議論、成長する場になることを祈念し、本プロジェクトの更なる飛躍を期待したい。
グローバルコンパクト4分野・SDGs17ゴールへの取り組み
腐敗防止/ガバナンス~学生は目線を企業経営に活かせるのか?
私達が「サステナブル企業」としてSDGsを推進する状況を学生が経営層へインタビューし、スコアリング。その後、改善点をフィードバックして頂きました。
この評価指標は国際的なSDGs手引書である「SDG Compass」に学生目線を組み込んでおり、就活を前にした彼らの目線は健全な外圧として、ガバナンスの一助となっています。
※サスレビ:下記、過去に学生と取り組んできた3つの活動を統合した評価プログラムとなっています。
労働/ワークライフマネジメント~働き方改革は、就活生の意見にヒントあり?
今年度は多数の学部より参加があり、昨年同様、コロナ禍の中、オンラインで実施しました。
この取り組みがスタートした2010年の第一期生より年々増え続け、今や企業の中堅メンバーへと成長し、現在でも交流しています。
環境/サーキュラーエコノミー~人的資源の循環で新たな価値を創るには?
リソースが不足していると言われる中小企業の持続可能性について、学生との協働は多くの来場者より毎年、ご理解、好評を頂いています。
新たなビジネスパートナーも広がり、学生には社会人との交流機会による教育的効果、企業にはビジネス機会の拡大と言った好循環の価値ある場となっています。
人権/ダイバーシティインクルージョン~「違い」と交わり、よりレアな存在になる?
デジタルネイティブな世代と新商材研究や新たな情報伝達手法等、色々な分野について情報を共有、検証を行っています。
異能、異世代との交流機会を通して、参加企業にとって新たなネットワークも広がり、本業にも有益な成果が創出されています。
教育機関・NPOとの協働により、中小企業のサステナビリティを日々研究・検証しています。
学生とともに企画し、制作してきたPRコンテンツ。広告代理店らしく、社会課題に向き合います。